【幻想】自分が思うほど自分のことはわからない

簡単に自己紹介から。事務系の国家公務員と地方公務員として計10年働くも、その間、適応障害うつ病で休職と復職を繰り返し、もがきあがいた結果退職することに。大手人材紹介会社に転職するも3日でギブアップし退職。現在は造園業で働いている30代の妻子持ちです。このブログでは、仕事をする中で働くとは何か、人生とは何かなど私自身がこれまで悩みもがき苦しんできた経験を基に、私と同じように仕事に悩む公務員の皆様に寄り添える情報を発信しています。公務員に限らずどんな方でも自由にコメントくださいね!

 

さて、「【幻想】自分が思うほど自分のことはわからない」についてですが、自分のことを分かったような気になって、全然わかっていないことがわかりました。

 

私は休職中、就労移行支援事業所いわゆるリワークに半年ほど通っていました。リワークでは、様々な講義、グループワークを用いて、長期安定就労のために必要な訓練を行っていきます。

 

例えば、「働く意義」について内省を促すプログラムを月に一回受けていましたが、リワークに通った半年の間で、自分が働く上で何を大切にしているか、自分にとって大事だと思う価値観が変化していることがわかりました。

 

働く上で自分にとって大事だと感じるものは、最初の数か月は、「淡々とできること」「プライベートを大事にできること」が上位に来ていたのに対して、最終月あたりでは、「やりがいがあること」「自分の成長につながること」が上位に来ていました。

 

メンタルをやられた当時、「やりがい」とか「自己成長」なんて言葉には拒否反応がでるくらいネガティブな印象をもっていたのに、退所間近ではむしろ「やりがい」や「成長」を重んじる考え方に変わっていました。これは、メンタル疾患から回復して仕事に対して前向きになってきたいいサインだと考えていましたが、結果的に「やりがい」や「自己成長」を軸とした転職活動を行い、見事自分が本当にやりたいと思った人材業界に転職することができたものの、1週間ももたずに行けなくなり退職することになりました。

 

自己分析をあれほどやってきて、やっと「自分が仕事に求めていることはこれだ!やりがいがあれば仕事に情熱をもって取り組めるんだ!」という結論に至りましたが、それでは続かないことがわかりました。

 

自分が思うほど自分のことはわからない、こんなにも一瞬で崩壊するもんなんだということを実感しました。

 

「死ぬまで試行錯誤を続けていく、それこそが人生」という見方もできるかもしれませが、30年以上生きてきて、そろそろ自分というものを掴みたいです。