【緊急メッセージ】これから公務員になろうと思っているあなたへ

簡単に自己紹介から。事務系の国家公務員と地方公務員として計10年働くも、その間、適応障害うつ病で休職と復職を繰り返し、もがきあがいた結果退職することに。大手人材紹介会社に転職するも3日でギブアップし退職。現在は造園業で働いている30代の妻子持ちです。このブログでは、仕事をする中で働くとは何か、人生とは何かなど私自身がこれまで悩みもがき苦しんできた経験を基に、私と同じように仕事に悩む公務員の皆様に寄り添える情報を発信しています。公務員に限らずどんな方でも自由にコメントくださいね!

 

さて、「【緊急メッセージ】これから公務員になろうと思っているあなたへ」についてですが、私の経験上の話で恐縮ですが、ネガティブ要素について3つお伝えしたいと思います。

 

グレーゾーンがいっぱいあるよ

公務員の仕事は、基本的に法律や通知などであらかじめ決められているルールに基づいて事務処理を進めていきます。よく「公務員の仕事は杓子定規だ」と批判的に言われることがありますが、事務処理をする私からすれば、杓子定規に判断できる事案であるだけマシで、実際には解釈が必要なグレーゾーンがたくさんあるのでそちらの方が厄介です。

どうしても法令は一般的な事例を想定して作成されているので、全国津々浦々、地域で様々な事情を抱えている中で運用していく上では、黒か白かの判断が難しい事例に直面することが結構あります。

より固い部署であれば、勝手な判断が命取りになることもあるので、できる限り上部組織に疑義照会するなりして、解釈権限のある部署の回答をもって、正式に事務処理を進めることになりますが、上部組織とのつながりが薄い部署だったり、上部組織にたどり着くまで時間と手間がかかる勝手の悪い部署だったりしたら、疑義照会しても回答まで時間がかかるので、自分たちで判断しようってなることも多々あります。

もちろん、個人で判断するわけではなく、組織として判断する必要があるので、上司に相談して、係長、課長など一定の役職者の決裁をもって処理を決定することになります。

しかし、組織で決定した結果とはいえ、「本当にそれでいいのかな」「会計検査院が入ったらアウトじゃないか」と結構グレーゾーンだと思う場面にも遭遇すると思います。

公文書改ざん、統計の不適切処理問題、色んな省庁、役所で不祥事は絶えませんが、明らかな不正とまでは言えなくても、白日の下にさらされるとアウトになりうる事例に関わることが出てきます。そんなときはモヤモヤしますよね。

 

経営者層がいないので不条理、不合理にぶち当たった時の怒りの矛先をどこに向けたらいいかわからなくなるよ

一般企業であれば、雇い主と雇われる者、つまり経営者サイドと労働者サイドがあって、働く側の不満は経営者側にぶつけることができますよね。でも公務員って公僕、つまり国民(県民、市民)全体の奉仕者なので、不条理不合理を訴える矛先が見当たらないことがあります。管理職である課長も私と同じ立場であって、課長に言ってもしょうがないよなみたいな。もちろん、組織によっては組合があって、働き方や働かせ方に問題がある場合は対処してくれるところはあります。

全体の奉仕者であるからこその我慢、みたいな場面に出くわすかもしれません。私が真面目すぎるんでしょうか。

 

転居を伴う異動がある就職先は、ライフスタイルが変わった時に悩むよ

私は転勤がある組織を選びました。将来結婚することも考えていなかったわけではないですが、40年も同じ土地に住むよりも、色んな土地に住める方が魅力的だと思っていました。今となっては、色んな土地に住めたことには満足しているので正解だと思っていますが、結婚して子どもができるといずれ小学校や中学校などで生活拠点を定める必要が出てくると思います。単身赴任の人が多いと思いますが、子育て以外にも親の介護、災害など2拠点生活が上手くいかなくなるケースも考えられるので、転勤の有無は結構重要ポイントだと思いました。

これからはテレワークでどこでも働ける環境が整っていくとは思いますが、行政はアナログ仕事がちょっとずつ残ると思うので、何とも言えないです。デジタル庁がんばって!って感じです。

 

以上、私の経験上、気になった点3つをお伝えしました。他にも聞きたいことがあればコメントしてくださいね!守秘義務の範囲内でお答えさせていただきます!