【これ重要】平凡を侮ることなかれ、平凡であることの大切さとは

簡単に自己紹介から。事務系の国家公務員と地方公務員として計10年働くも、その間、適応障害うつ病で休職と復職を繰り返し、もがきあがいた結果退職することに。大手人材紹介会社に転職するも3日でギブアップし退職。現在は造園業で働いている30代の妻子持ちです。このブログでは、仕事をする中で働くとは何か、人生とは何かなど私自身がこれまで悩みもがき苦しんできた経験を基に、私と同じように仕事に悩む公務員の皆様に寄り添える情報を発信していっています。公務員に限らずどんな方でも自由にコメントくださいね!

 

さて、「平凡を侮ることなかれ、平凡であることの大切さとは」についてですが、みなさんは平凡と聞いてどう感じますか?私の中では嫌いな言葉の部類に入っています。なぜなら、なんでもできる人間になりたいし、仕事では優秀な人材だと認められたいし、周りより突出した存在になりたいと思っていた、たぶん今も心の底ではそう思っているからです。

 

新人の頃から自分はどんどん優秀な人間に近づいていける人間だと思っていました。本気でスーパーマンになりたいと思っていました。これを傲慢とみるのか、向上心があるとみるのか微妙です。今まで5つほど部署異動してきたんですが、どの部署にも仕事ができて優秀な職員がいました。そういう人と出会うたびに、「自分もその人に近づかねばならない。もっと頑張って、優秀であると思われたい。」と感じていました。仕事終わりも、休日も業務に関する勉強をしていました。

 

しかし、いつまでたっても優秀な人に追いつくことができませんでした。だいたいそうやって比べている相手は自分より10年以上キャリアのある係長以上の役職者だったので、比べる相手が間違っていたんだと思います。でも、「ぺーぺーの自分」ということを忘れて、あるいは見ないようにして、上の人たちと比べて、頑張って頑張って、なかなか追いつかなくて落ち込んでいくことを繰り返していました。ずっと疲弊していました。自分では仕事は120%の力で取り組むべきだと思っていましたからね。仕事って、人生ってマラソンなのに!

 

もっと平凡である自分を受け入れることができていたら、優秀であろうとすることに固執していなければ、違った未来が待っていたかもしれません。確かに、事務職公務員の仕事は自分に合っていないと思います。デスクワークから離れることができて良かったと思っています。体を動かす仕事の方が元気に働けています。でも、今こうやってブログを書いているのは苦ではありません。パソコンに向かっているのに。だったら、ある程度のデスクワークはできるのかもしれない。適性がないわけではなく、平凡な職員であるという事実を受け入れられず、もっと突出した存在になりたい、ならなければならないと思っていた自分の認知自体に問題の根っこがあるかもしれません。

 

あなたも優秀であろうとしていませんか?安心してください。まだ間に合いますよ。もうちょい目標を下げてみてください。それが難しいんですけどね。平凡を受け入れることが。