【複雑】嬉しいけどちょっとしんどい

簡単に自己紹介から。事務系の国家公務員と地方公務員として計10年働くも、その間、適応障害うつ病で休職と復職を繰り返し、もがきあがいた結果退職することに。大手人材紹介会社に転職するも3日でギブアップし退職。現在は造園業で働いている30代の妻子持ちです。このブログでは、仕事をする中で働くとは何か、人生とは何かなど私自身がこれまで悩みもがき苦しんできた経験を基に、私と同じように仕事に悩む公務員の皆様に寄り添える情報を発信しています。公務員に限らずどんな方でも自由にコメントくださいね!

 

さて、「【複雑】嬉しいけどちょっとしんどい」についてですが、公務員時代、いつも愛想よく過ごしていたので、組織のパンフレットや新卒採用向け広報などに何回か掲載依頼をされました。同期でも載らない人がいる中、何回も載っている人は私ぐらいだったと思います。たぶん他の人は忙しくて断っているだけだと思いますが、何回も声をかけてもらえるということは、組織の顔として出せると判断されているはずなので、嬉しい気持ちにもなります。もともと目立つことは好きなので、「かぁーまたおれ書くの?何回目だよー」と地獄のミサワばりにドヤ顔決めていました。

 

それでも、タイミングってもんがあるでしょうよと思ったのは、何回目の休職か忘れましたが、休職明けの復職初日。落ち着かない状態で席に座っていると、総務の人が

「あの~、お忙しいところすみませんが、パンフレットの写真を撮りたいんですが、、、」

 

「パンフレット!?今の私がですか!?」

 

確かに、休職前に依頼があって、承諾していましたが、まさか休職した身分で外部への広報に載るとは思っていませんでした。てっきり他の人に回っていると思っていました。

 

嬉しいけどちょっとしんどかったです。なかなかいないと思います。復職のリハビリ出勤日に、広報で仕事の紹介をしてPRするって。どんな顔して写ればいいんですか。「みんな!この組織は辛いぞ!!精神病むぞ!!」と心の中で訴えていました。感じ取ってくれたかな。

 

休職して、周りに迷惑かけて申し訳ないという気持ちが強いときに、こんなデリカシーがないというか、無頓着な対応をする組織に「おいおい」と思いましたが、同時に、まだ組織から見放されてなかったんだと肩の力が抜けた感覚もありました。

 

嬉しいけどちょっとしんどかったです。「ちょっとしんどいんで、今回はキャンセルさせてもらえないですか」と言えれば良かったんですが、いつものごとく、断ることができずに、愛想よく引き受けました。

 

愛想よく引き受けている時点で、今思えばメンタル不調になりやすい性格は変わっていないことが判明したわけです。自分を変えるのは相当難しい作業ですね。