アニメ作りが趣味の男とプラモ作りが趣味の男のたったひとつの共通点とは!?

まずは簡単に自己紹介からですね!事務系の国家公務員と地方公務員として計10年働くも、その間、適応障害うつ病で休職と復職を繰り返し、苦闘の末退職することに。それからなんとか食いつないで今を生きている30代の妻子持ちです。仕事をする中で働くとは何か、人生とは何かなど私自身が悩みもがき苦しんできた経験を率直に綴っていますので、自由にコメントくださいね!

 

私の大好きなジブリ作品、その作品のほとんど、95%の生みの親である宮崎駿さんのNHKプロフェッショナル。良かったですね~

何が良かったって、映像の編集がものすごく良かったです。力作というか、NHKやっぱすげぇやと思いました。重厚感が違いますね。YouTubeではあんなのお目にかかれないです。映像のプロが作るとこんな作品になるんだと感嘆しました。2,000日以上に渡る長期密着取材で集まった宮崎さんのちょっとした口癖やポロリと出た本音などが、過去のジブリ作品で使われたセリフとリンクしているところなんかは、編集の力を感じました。そもそも、「しめたっ」ってフレーズが、ポニョの宗助が言ったセリフと一緒だなんて、かなりジブリに詳しくないと気付きようがないので、相当ジブリを血肉にされている方々が作ったんだろうなと感心しました。ワンカットワンカット、宮崎さんの表情、風景、過去の写真、映像、鈴木Pのコメント、全てがオーケストラのように重なり合って素敵な番組(シンフォニー)になっていました(?)

 

あの番組の中で一番心に残ったものは、宮崎駿さんの高畑監督に対する片思い、それも愛と憎しみと尊敬と畏怖の入り混じった複雑で重たい片思いの描写ですね。「君たちはどう生きるか」のテーマで、実は最も荒々しく入念に練りこまれてたのが、宮崎さんの高畑監督に対する複雑な思いだったんだと初めて知りました。

てっきり、大叔父様は宮崎監督本人のことだと思い込んでいました。高畑さんのことだったとは。

 

それにしても、映画作りに対する宮崎監督の熱量と意気込みはびっくりしちゃいますね。職人というか、これをするために生まれてきた人なんだろうなと思っちゃいました。でも、それも若い頃の高畑監督との出会いによって巨匠宮崎駿が生まれていった過程を知ると、人生はいつ、だれと、どこで出会うかが大きなポイントになるんでしょうね。

 

人生の中で、「これだ!」っていうものを見つけられた人は相当幸せだと思います。人口の何%いるんだろう。それが趣味でも仕事でもいいんだけど、どうせなら仕事だといいですよね。やればやるほどお金にもなっていくし笑

趣味だとやればやるほどお金減っていきますからね。YouTubeとかで収益化しない限りは。

 

プロフェッショナルでの宮崎駿と、家ついていっていいですかに出ていたプラモが生きがいの男性。ついつい地位、名誉、お金で比較してしまうとそりゃ宮崎駿が数億倍上でしょってなるけど、その「もの」にかける情熱、没頭しているときの恍惚感などは同じなんだと思います。二人とも。それがお金に繋がろうが、繋がらないであろうが、本人にとっては、その対象に向き合っている時間こそが幸せに触れている瞬間なんでしょうね。いいなー羨ましい!

没頭できる何かを求めて、見つからないかもしれないけどアンテナをしっかり立てて生活していきましょう!