前に記事にした内容を動画にしました!公務員としてのやりがいと、個人のやりがいは別物なのに、結構一緒だと思い込んでしまうんですよね。公務員ならではのそのワケもお話ししています。
そもそも「やりがい」って言葉自体くせものというかやっかいな存在です。色んなものがオブラートに包まれてしまうし、抽象的な表現なので本当の形が見えなくなってしまう言葉です。
公務員としての仕事自体にはやりがいがある。自分もその仕事に意味を感じる。だから自分も公務員の仕事にやりがいを感じる、はずだ。
ところが、そうはいかない状態に陥ることに気づきます。「あれ、やればやるほど活力がなくなっていく、元気がなくなっていく」どんどんメンタルが落ち込んでいき、気づけば仕事に行けなくなっている。メンタル疾患にかかっている。
どうしてかというと、公務員の仕事のやりがいと、個人のやりがいを混同してしまっているからです。
でも、個人のやりがいを仕事のやりがいに近づけていくのってかなり難しい作業なんです。だって、自分の気持ちを多少なりとも曲げていくことになるから。
仕事に適応するように形を変えようとするから適応できなくて適応障害になる。
自分の形を変えていく作業ってものすごく自分自身に負荷をかける作業です。周りを見ていると、それが自然にできているように思えて、なんで自分は周りと同じように仕事に取り組めないんだろうと悩んでしまいます。
割り切って、たんたんと仕事に取り組める人もいれば、不器用な人もいます。切り替えが苦手な人もいます。
いろんなタイプがいる中で、自分はどういったタイプなのか知ること、気づくこと。例えば私の場合は、自分を仕事に合わせるのがものすごく苦手だったんだと思います。無理やりひん曲げて合わせようとしていたので適応障害にもなりましたし、うつ病にもなりました。過重労働の問題とか完璧思考だとかいろんな要素はありますが、今回はやりがいにフォーカスして話を進めているので、細かいところは割愛しますが、結論、自分を無理やり仕事に合わせようとして自分を痛めつけてメンタルダウンしてしまった、というのはひとつの事実だと思います。
自分のやりたいようにやれている人はメンタル疾患になりにくいです。だって、その人の性質にそった働き方ができているから。その人の茎が伸びていく方向に自然と伸びていっているから。
そういう働き方ができるといいですよね。