【他人に頼ることが苦手な人】そこに今日中に終わらない仕事があります。どうしますか?

簡単に自己紹介から。事務系の国家公務員と地方公務員として計10年働くも、その間、適応障害うつ病で休職と復職を繰り返し、もがきあがいた結果退職することに。大手人材紹介会社に転職するも3日でギブアップし退職。現在は造園業で働いている30代の妻子持ちです。このブログでは、仕事をする中で働くとは何か、人生とは何かなど私自身がこれまで悩みもがき苦しんできた経験を基に、私と同じように仕事に悩む公務員の皆様に寄り添える情報を発信していっています。公務員に限らずどんな方でも自由にコメントくださいね!

 

さて、「【他人に頼ることが苦手な人】そこに今日中に終わらない仕事があります。どうしますか?」についてですが、結局自分にとってはこの問題が難問として頭の中に残ったままなんです。

 

例えば、今日の20時までには終わりそうにない仕事があるとします。公務員時代と今の造園業で比較してみると、

      業務内容  作業における制限  第三者の認識性   

・公務員  調査物   基本制限なし    数値的に説明すれば可能

・造園業  草刈り   暗くなるまで    見たらわかる

 

公務員の仕事としては調査物を例にしましたが、自分で過去の決裁や、データを収集し、エクセルを加工していきます。20時までには終わりそうにないとき、パソコンが強制的にシャットダウンされる仕組みもないので、基本的には自分がやれるだけ残業して作業することができます、できちゃいます。そして、第三者からは、私が何の作業をしていて、どのくらいの難易度なのか、あとどのくらいで終わりそうなのかはわかりません。やるとすれば、工程を細分化して、あとどのくらいかかりそうなのか見込み時間を出して数値的に提示すれば第三者も把握することができます。できるビジネスパーソンを目指していた私もよく作業にかかる時間を算出して上司に相談できるよう準備をしていましたが、心の中ではこう思っていました。

こんな算出作業をやっている時間があるなら仕事を少しでも進めろよって思われないかな

20時までには終わらないという理由を主張するために作業時間を出しているんじゃないかと思われるんじゃないかな

他の人に頼むにしても、自分が触っているエクセルを複数人で入力するわけにもいかないし、結局自分でやるしかないとなって、残業して作業をすることになります。

 

つまり、「作業における制限」はデスクワークの場合、パソコンが動いている限り、また、退庁時間が決まっていない限り、どこまでも残業してやれてしまうことになります。「第三者の認識性」についても、他の人がぱっとその人を見たとしても、どのくらいの負荷の仕事をしているかは全くわかりません。しかがって、助けを求めようとすると客観的に示せる必要があるし、複数人ではやりにくい作業も結構あります。

 

一方、造園業の草刈りを例にすると、作業は明るいうちにしかできません。真夏の暑い時期は、熱中症や脱水症になるので休憩を挟みながらやらないと倒れてしまうので、ぶっとおしでやり続けることもできません。天候、日照時間、体力などによって「作業における制限」がかかった状態で仕事を進めることになります。また、「第三者の認識性」については、どこからどこまで刈っていて、どこを刈っていないということは説明するまでもなく見ればわかります。草刈り機が2台あれば、二人で刈ることができます。

 

こうしてみると、他人に頼ることが苦手な人、抱え込んでしまう人には造園業のように単純明快な仕事の方が抱え込むストレスが少ないんです。草刈りだと、どのくらい終わっているか自分から説明する手間もかからないし、太陽によって作業は強制終了されます。終わらなくても「暗くなったからやれない」と太陽のせいにできるわけです。どうしても終わらせる必要があるなら人を増やすしかないよねってことも簡単に説明がつくわけです。単純労働ですからね。

 

今日中に終わらない仕事があったら、次の日に持ち越したり、他人に頼ったりすることができないんですよね。頼るくらいなら自分でやるし、残業してやりますし。そういうことを続けると自分のキャパを超えてしまうし、常に120%で走り続ける感じになっちゃうんです。

 

本当なら、デスクワークであっても自分で20時までなら20時までと決めて、その決められた時間でできないんなら、次の日に回すか、誰かに手伝ってもらうかできればよかったんです。草刈りと同じように「外が暗くなったんで帰りまーす」てできれば体力を使い切ることなく次の日を迎えることができたんです。

 

やっぱり、人間らしい働き方ってのが大切なんですよね。