あなたにとって仕事は苦痛でしょうか、それとも人生に活力を与えてくれる存在でしょうか。仕事は人生の1/3を占めるもの。それを多いとみなすか、少ないとみなすか意見がわかれるところですが、私にとっては「人生の中で仕事が占める割合は十分に多い」と感じます。なぜなら、仕事のストレスによって仕事以外の時間のQOLが上下するので、仕事が人生全体に与える影響度合いは1/3にはとどまらないからです。
仕事に精神をもっていかれやすい人は一定数いる
「仕事中は特に何も考えていないよ。仕事が終わったら家族との時間や趣味を楽しむだけだね」そんな人がいる一方で、職場から離れても仕事が頭から離れない人もいます。脳内での切り替えが下手な人とも言えます。そんな人にとっては、つまり私ですが、休日仕事のことを意識的にも無意識的にも全く考えない人はうらやましく感じます。マネをしたくてもできません。一種の才能とさえ思います。私もそちら側の人間でありたかった。そうすれば適応障害やうつ病にならずに済んだかもしれません。
仕事選びは人生選び
仕事とプライベートの切り替えが苦手な人にとって、仕事が苦痛であることは、すなわち人生が苦痛であふれたものになることを意味します。だって夜中も休日も仕事の悪影響が続いてしまうから。そんな人にとっては、職業選択は人生最大の選択になります。どの仕事に就くかで人生が真っ暗になるか、輝いたものになるか決まってしまうからです。テキトーに仕事をやって、食い扶持を稼いで、あとは余暇を楽しむような器用なことができる人と比べるとはるかに就職の重要度は高まります。
仕事選びはくじ引き
ところが、そんな重要な就職、実のところくじ引きのようなものなんですよね。実際に働いてみないと自分にとっての重荷か、きらめきかわかりません。最初の就職で天職あるいは適職に就けた人はよっぽど幸運な人だと思います。心の底からおめでとう。
仕事が苦痛で、しんどくて、へばってしまっている人はどうすればいいのでしょうか。仕事とプライベートの切り替えが下手くそな私は人生終わりなのでしょうか。唯一の望みは、「転職」です。転職によって今よりも少しでも「マシ」な職場にいける可能性は高まります。人生の重荷だった仕事が、人生の筋トレくらいになる可能性があります。つまり、やっているときはきついことも多いけど、私生活を犠牲にするまではない仕事に巡り合う可能性があるということです。これはうれしいニュースです。というか、唯一の解決策だと思います。
仕事と私生活のシームレスな連動
見方を変えると、仕事と私生活の切り替えが苦手な人は、仕事がうまくいくと私生活もうまくいく、連動させる能力が高いともいえます。そのため、自分にとっての適職にであることができれば、私生活も充実する可能性が高いです。その意味で、適職に出会うための行動、すなわち転職(社内異動含む)は積極的に検討すべきです。人生の中で優先順位を上げてでも、仕事選びは妥協しない方がいいです。
まとめ
仕事は人生の重荷か、それともきらめきとなるのか、この違いは私たちにとって非常に大きな意味を持ちます。人生のきらめきとなるよう、少しでもそちら側に近づけるよう行動していく必要があります。その手段として、転職は強力なトリガーとなりえます。早く公務員なんか辞めて、違うフィールドを冒険してみてください。生き残るために。