【公務員×メンタル×転職】にふてりあ@元公務員

「公務員として働く人の心身の健康を守りたい」をミッションにしています!

【転職】公務員から民間へ。キャリアチェンジを成功させるための3つのステップ

メンタル疾患だったとしても転職はできます

 

にふてりあです。今回は「【転職】公務員から民間へ。キャリアチェンジを成功させるための3つのステップ」についてお話しようと思います。私は公務員を10年してきて、休職と復職を繰り返して、結果公務員はもう続けられないと思って転職することにしました。しましたというか、そうせざるを得ませんでした。

転職の場数は(望んでいませんが)必要以上に踏んできたので、転職のプロとしてノウハウを3つとおまけの1つをお伝えしようと思います。

 

「君、バイタリティー0って珍しいね」転職時の適性検査を見て言われたひとこと。メンタルよわよわの私です。事務系の国家公務員と地方公務員として計10年働くも、その間、適応障害うつ病で休職と復職を繰り返し、苦闘の末退職することに。それからなんとか食いつないで今を生きている30代の妻子持ちです。仕事をする中で働くとは何か、人生とは何かなど私自身が悩みもがき苦しんできた経験を率直に綴っていますので、自由にコメントくださいね!

 

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最初の転職時の自己分析は2つに絞る


まず一つ目は、「最初の転職時の自己分析は2つに絞れ」です。転職活動を始めようと思うと、まずやるべきことは自己分析、自分のスキルや経験の棚卸しが必要だと言われます。確かにそうだなと思いますが、自己分析も結構切り口があって、ボリュームも多いので、かえって整理がつかなることもあると思います。なにより自分を知ることって自分が思っている以上に難易度が高い作業です。特に、転職を考えているときって、今がしんどくてメンタルも疲弊している状態のことが多いので、ただでさえ難易度が高い自己分析を、メンタルが弱っている状態でやるってことがそもそも無理があると思います。

ですので、私が思う最初の転職時の自己分析は2つだけで、「やりたいこと」と「やりたくないこと」の二つを決めるということです。それぞれ2つずつくらい挙げて、転職で会社を選ぶときはそれに当てはまっていそうなところから目星をつけていきます。例えば、私は「やりたいこと」は、「自分と同じように仕事に悩んでいる人の背中を押すような仕事をしたい」で「やりたくないこと」は「紙やパソコンでの事務作業」でした。なので、それに当てはまりそうな仕事を探していって、結果内定をもらうことができました。

私の場合は、運よくやりたい仕事に就けましたが、メンタルが回復しておらず泣く泣く退職することになりました。その経験から、「やりたいこと」であっても心身ともに健康じゃないとやれない仕事もあることを学びました。今回は公務員から民間への初めて転職される方を対象に話しているので割愛しますが、もし2回目以降の転職だったら、「やりたいこと」よりも「自分がやれることで、得意なもの」を軸に仕事を探すことが長期安定就労には近づくと思います。


じゃあそれを最初の転職にもってくればいいじゃんと思われる方もいるかもしれませんが、私は最初の転職は、「やりたいこと」「やりたくないこと」を軸にした転職の方がいいと思っています。なぜかというと、やっぱり人生一回きりですし、公務員から転職するのってそんな簡単な決断じゃないし、後から後悔したくないじゃないですか。そうなると、やりたい、やりたくないって本能的な部分なので、そこを大事にした転職って一番価値があると思っているからです。それに挑戦、トライして、だめだったら次の「得意」の軸で転職しても遅くないかなと思います。

 

数打てば当たる、ではなく、とにかく数を打て


そして2つ目は、「とにかく数を打て」です。2社応募して、その2社から内定をもらえることはまずありません。私は転職のプロなので、経験からなんとなくいけそうな会社がわかってくるので、2社応募して2社内定もらった時期はありましたが、最初の転職ではまず不可能です。感覚的には、7社応募→4社書類通過→3社面接通過→2社内定までいければ御の字だと思います。私は面接は得意だったので、対策をとれば比較的次に進むことができました。でもやっぱり、転職は相手ありきなので、うまくいったと思ってもライバルが自分より上回っていたら落ちるし、面接官との相性が悪かったら落ちるだろうし、タイミングや運の要素が大きいです。だから、100発100中はありえなくて、数を打つ必要があります。がっつり転職活動したときは、だいたい2社転職エージェントを利用して、手持ちを5,6社になるくらい応募していました。


自分がその職場で働いている姿を具体的に想像する


最後3つ目は一番重要で、「働いている姿を具体的に想像する」ことです。結構これができていなかったと反省しているんですが、転職活動をしていると、募集要項などはいいことしか書いていないし、自分の転職意欲が高まってくると、その企業のいい面しか見えなくなって、実際に自分がどんな仕事をすることになるのかが見えなくなる、見ようとしなくなる傾向がありました。企業理念に共感したり、求める人物像を見て、「自分のことじゃん」と思ったりして、言ってしまえば妄想に近い状態で転職活動が進んでいくことが多くありました。そして、2次面接や最終面接に近づいて、よりその仕事が迫ってくると、「あれ、おれこの仕事本当にできるかな」と不安になってきたり、違和感が出始めたりします。応募している段階では、数打つ戦略でやっているのでそこまで深く考えずに応募してしまって、いざ選考が進んでいくとネガティブになってくる経験を何度もしました。なので、結構矛盾したことを言うんですが、数は打つんですが、自分が本当にそこで働いている姿を具体的に想像して、選考が進んでも辞退しないくらい意思が固まってから応募することも大切かなと思います。じゃないと、お互い無駄な時間になってしまうし、ムダな労力をかけないで済みます。

 

心のエネルギー量を保った転職活動を


最後におまけの助言ですが、転職活動においては「労力」が結構ポイントで、ただでさえメンタル弱っている状態での転職活動はかなり労力を使います。途中で何度ももうやめたいと思ったこともあるし、実際に休憩のためにストップしたこともあります。ですので、転職活動では自分のエネルギー量も丁寧に観察しながら進める必要があります。転職エージェントも、3つ、4つ使う人もいるかもしれませんが、そもそも管理ができなくなってきます。「あれ、この企業どこで応募したやつだっけ」とか「次の面接準備まで時間が足りない」なんてことになりかねません。余裕を持った転職活動が大切なんですが、切羽詰まっている状態なので、この匙加減は、もしかしたら一番の課題になるかもしれません。

 

まとめ

最後にまとめると、公務員から民間へ転職する際の転職活動では、まず自己分析は2つにして、やりたいこととやりたくないことが重なる仕事を探すこと、そしてそんな仕事にとにかく応募すること、だけど応募する際は、自分が実際にそこで働いている姿を、業務を具体的に想像して、違和感をもたない状態で応募することが大切だとお話ししました。そして、その前提として、転職活動はエネルギーをかなり使うので、自分のコントロールできる範囲内で進めていくことが大事というおまけをお話ししました。
今回は以上です。気になる点があればコメント欄でお尋ねください。それではまた!