【疑問】なぜ同じ景色なのにこんなにも気分が変わるのか

簡単に自己紹介から。事務系の国家公務員と地方公務員として計10年働くも、その間、適応障害うつ病で休職と復職を繰り返し、もがきあがいた結果退職することに。大手人材紹介会社に転職するも3日でギブアップし退職。現在は造園業で働いている30代の妻子持ちです。このブログでは、仕事をする中で働くとは何か、人生とは何かなど私自身がこれまで悩みもがき苦しんできた経験を基に、私と同じように仕事に悩む公務員の皆様に寄り添える情報を発信しています。公務員に限らずどんな方でも自由にコメントくださいね!

 

さて、「【疑問】なぜ同じ景色なのにこんなにも気分が変わるのか」についてですが、通勤で使っている電車の話です。ずっと疑問に思っていたんですが、自分では電車に乗っているときの気分をコントロールすることが難しい、はっきり言ってしまえばできないことがわかりました。

 

仕事に行くときは、気持ちがぎゅーっと圧縮されたような最低の気分で、「これから仕事なのか」と絶望していました。途中で駅を降りたこともありました。

 

一方で、休日に遊び目的で同じ電車に乗っても全く嫌な感じがしません。同じ時間帯、同じ電車、同じような天気であっても、こんなに気分に差がでるのが不思議でした。人間の思考、物事の捉え方はこんなにも強力なんだと実感しました。

 

毎日の通勤が、休日のこのフラットな気分のままだったらいいのにといくら願っても、やはり通勤の日になると気分は落ち込みどん底に戻っていました。電車の中でマインドフルネスや好きな音楽を聴くなど色々と気を紛らわす方法を試しましたが、効果はでませんでした。

 

仕事と私生活、そして間をつなぐ通勤時間のオンオフを切り替えられる人は余計なストレスをため込まないのでいいですよね。通勤時間も仕事のことで頭がいっぱいになるとずっと脳が攻撃されている状態になるので脳疲労が進んでしまいます。

 

今回の学びと気づきは、これら。

 

  • 電車に乗っているという同じ状態でも、仕事の日と休日とでは気分が全く違うということ
  • その気分の違いを埋める、休日の心持で通勤することは非常に難しいこと

 

自分が行きたくない場所、嫌だと感じる場所に行くんだから、脳が「行くな」と気分を落ち込ませているわけです。理性でいくら「楽しい場所に行くんだよ」と自分を思い込ませようとしても、本能には勝てません。防衛反応ですから。

 

認知行動療法はそのあたりの「出来事」に対する「考え方、捉え方」に変化を加えていく手法で医学的に効果も高い療法だということは重々承知の上で、率直に言わせてもらえば、「嫌なものは嫌だ!」なんだと思います。

 

納豆が嫌いな人がいくら「これはいい匂い」と思い込もうとしても、きっと苦手は変わらないですもんね。

 

自分の感情に素直に従う、シンプルですが大切なことなのかもしれません。